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アクラの徒然日誌

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今の外壁改修工事について・・・・その1


 何年も前から良く見られる外壁の改修方法が、既存の壁がサイディングだろうが、モルタルだろうが、既存の壁を剥がさずに新しいサイディングをその上から貼るというやり方である。古い外壁を剥がさないので、剥がす手間がないこと、またその処分費が掛らないことで工事費を安く済ますことが出来る。足場が建ったと思ったら、1週間ぐらいで完成、工期も短縮できる。そんな経済的な理由で、現在のほとんどの外壁のリフォームは、この方式がとられている。特にリフォーム専門業者、新聞チラシでコミコミ一式○○円という感じの業者はすべてと言っていいほど、全く剥がさないで、新しい壁材を貼っていいる。外壁が結露していてもひび割れていても、多少はがれていても新しい壁材を上から張れば見えなくなり全て問題が解決したようにみえる。しかしこれは大変な問題を含んでいる。15年以上たった建物はコーキングが切れていて内部に雨水が浸入している可能性があるからだ。建物を支える柱、梁、土台、桁、胴差が水にぬれると途端に腐朽し始める。昔の建物は断熱材もなく、気密材もなく濡れたら水が流れて行ったので腐りづらかった。今の建物は内、外は建材で塞がれているので水が逃げにくいのである。また断熱材グラスウールがたっぷり入っていいるので水も溜まり易い。数年前になるが、札幌市内の物件をリフォームした時、壁を剥がした時、蟻に巣を木材の中に作られ、スポンジ状になっていたのを見たことがある。私も、お施主さんもびっくり!良く壊れなかったものだ。その時はかなり構造材を交換した。壁を剥がす前はとても予想しなかったことである。そんなこともあるので私は外壁を改修する時は、まず既存の壁を剥がしてから、新しい建材を貼ることを勧めている。確かにその分の経費は多くかかるが、リフォーム後は安心して長く住むことが出来るのだ。  
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  • by NONAME
  • 2011/08/05(Fri)13:05
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プロフィール

HN:
鍵和田 憲昭
年齢:
65
性別:
男性
誕生日:
1959/04/02
職業:
一級建築士
趣味:
旅行 写真 手作り家具
自己紹介:
北海道札幌市手稲区にて建築設計事務所を営んでおります。

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