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アクラの徒然日誌

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今の外壁改修工事について・・・・その2

    前回の続きである。外壁の改修方法は、ひとまず既存の外壁材を剥がして内部を見た方が良いと書いた。今回は私のおススメである。そのとき同時に耐震性アップの工事をしてみたらどうだろうか?これを勧めるのは外壁を剥がしているので、耐震性アップのために軸組みの外側から構造用合板を貼るのは、いとも簡単であるからだ。軸組工法の場合耐震壁は通常筋カイ(木材の斜材)やボード、合板類によって剛性を出す。構造用合板をお勧めするのは、厚さ7.5mm以上のものを貼るだけで、2.5倍の壁倍率を確保出来るのだ。外周壁を全て構造用合板を貼るだけで、既存の耐震性を飛躍的に向上させることが出来る。家全体で考えても1.5倍以上今までより強化させることが出来るのではないか。大体築20年前後の建売住宅などは基準法で定める耐震性をぎりぎりに確保しているのに過ぎないものが多くある。建て売り住宅だけでなく注文住宅でさえも結構あるものだ。要するに建てる工務店、建設会社の社長の考えで決まるのだ。ただ建築基準法の数値をクリアすれば良いという考えが多く広がっている。少しでも工費を安く抑えるために。だから結構ぎりぎりが多いのだ。建築確認は数値がとにかく満たしていれば必ず降りる。だから基準法満たしていても震度6を超えるような地震が起きた場合、たとえば新潟中越沖地震の場合多数が倒壊したのだ。建物の強さはやはり安全率を十分に余裕を持つことが重要であり、構造耐力壁の配置バランスもとても重要なのだ。品確法では建築主が耐震性を判断しやすいように3段階の耐震等級を表示している。基準法通りが等級1、その1.25倍が等級2、1.5倍が等級3である。地震が多くなっている現在では等級3を超えることを目指すべきであろう。外壁改修工事では是非とも耐震性を向上させる工事を同時にしたいものだ。
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プロフィール

HN:
鍵和田 憲昭
年齢:
65
性別:
男性
誕生日:
1959/04/02
職業:
一級建築士
趣味:
旅行 写真 手作り家具
自己紹介:
北海道札幌市手稲区にて建築設計事務所を営んでおります。

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